環境マネジメント
環境保全推進体制
当社グループでは、各本部およびグループ代表企業の環境管理責任者によって構成される「環境委員会」を年6回開催しています。環境委員会では、関連する情報の交換や、各部門における取り組み進捗状況の報告、今後の課題について検討しています。
環境委員会での検討内容、取り決め事項は、グループ全体に伝達し環境保全活動を促進しています。
ISO14001認証取得状況
当社グループでは、環境マネジメントのための基本ツールとして、各事業所でISO14001あるいはこれに準じた独自のシステムを導入し環境保全活動を推進しています。
認証取得会社一覧
| 認証取得会社 | 取得 事業所数 |
認証取得会社 | 取得 事業所数 |
|---|---|---|---|
| キユーピー(株) | 9 | (株)キユーソー流通システム | 6 |
| (株)カナエフーズ | 5 | (株)ハンシンデリカ | 1 |
| (株)ディスペンパックジャパン | 4 | コープ食品(株) | 1 |
| (株)サラダクラブ | 3 | キユーピー醸造(株) | 3 |
| (株)全農・キユーピー・エツグステーシヨン | 1 | キユーピータマゴ(株) | 1 |
| デリア食品(株) | 2 | (株)トスデリカ | 1 |
| 富士山仙水(株) | 1 | 計 | 38 |
| 2010年5月現在 | |||
環境監査
環境監査については、関連法規等の遵守、管理推進体制の整備、施設の管理状況等について環境監査基準を定めています。この監査基準に基づいて、グループ全工場を対象とした自主点検と環境監査を実施し、法規遵守を徹底するとともに環境保全活動を促進しています。
2009年度は、廃棄物の処理や、水質汚濁防止に関する法規等の遵守状況を確認するとともに、法改正等に伴う新しい法規要求事項に関する確認、省エネルギー等の取り組みについての情報交換を重点項目として実施しました。
この他、ISO14001認証取得事業所では、規格に基づいた内部環境監査、外部機関による審査を受けています。
環境法規の遵守
廃棄物処理、省エネルギー、水質・大気汚染防止など、環境関連の法律や関係条例による規制を受けており、各事業所では自主基準を設けて管理して法規遵守に努めています。
2009年度は関連法規等の違反や、事故の発生はありませんでした。
従業員への環境教育
従業員の環境保全に対する意識を高め、取り組みを促進するために環境教育を行っています。
社外研修機関等における、システム構築や内部監査員の養成を目的とした環境マネジメントシステム講習や、専門業務に関する講習、また社内の定型研修での教育を実施しています。
各事業所では、環境問題に関する一般教育、部署責任者や専門業務に関する教育、緊急事態を想定した訓練などを行っています。
グリーン購入
グリーン購入を行う上で一番大切なことは、購入する前にその必要性を十分考慮することと考えています。また、あるものを有効に利用して購入量を減らすことも大切です。必要な場合は、「キユーピーのグリーン購入基本原則」に則った自社のガイドラインに基づいて購入しています。
キユーピーのグリーン購入基本原則
環境負荷の大きな物品、社会的に環境負荷が大きいという認識が定着している物品は購入しない。物品の購買にあたっては、機能・価格が一般品と同一レベルであることと、納期・納入元の信頼性に加え、必ず環境負荷の大きさ、環境への配慮を加味して選定する。
環境努力賞
社内でもっとも環境保全に努力した工場に対して、年1回「環境努力賞」の表彰をしています。環境努力賞は、環境負荷低減活動を積極的に進め、成果をあげた工場を表彰することにより、さらなる活動推進を図る原動力とするために2003年度よりスタートしました。当社生産工場を対象としており、評価項目は省エネルギーと廃棄物の削減です。2009年度は、階上工場(階上キユーピー)が受賞しました。
これまでの表彰工場
2003年度:泉佐野工場 / 2004年度:仙川工場 / 2005年度:挙母工場
2006年度:階上工場 / 2007年度:挙母工場、伊丹工場 / 2008年度:仙川工場
2009年度 環境努力賞 階上工場(階上キユーピー)
階上工場(階上キユーピー)では、環境戦略として「CO2 30%削減」を目標とした省エネルギー活動の他に、夢多゛採り(むだとり)活動や間接業務の効率化を推進しました。工場全体で取り組んだ活動の積み重ねにより、前年比約7%のCO2 削減につながりました。
■省エネルギー活動 ~必要なだけ・ロス無く回収~
*放熱ストップで蒸気ムダゼロ*
設備担当者を中心とした「スチームレスQ」メンバーの活動を通じ、殺菌機、オーブン等の熱を利用する設備や配管の保温を徹底して行いました。また蒸気配管の見直しと撤去により放熱ロスを無くしました。撤去した配管(216m分)は地元の製鉄所で再利用しています。
またボイラーのブロー水の熱回収をすることにより(98℃⇒42℃)、ボイラーの熱ロス削減、燃料費の削減につながりました。

スチームレスQメンバー
*ジャスト・イン・エネルギー*
ボイラーの運転について、製造が終了したら、製造課で必要な台数の運転へ切り替えることで、必要なとき、必要なだけ利用し、ムダなエネルギーを使わない管理運用を推進しました。
また、各設備に使用開始何分前にスイッチを入れればよいか表示をする事で、だれが操作しても同じ時間にスイッチを入れることができるように見える化をしています。
■夢多゛採り活動
「おらほの会社が一番」「夢多゛採り活動の進化でピタッと定時」を合言葉に、次のような活動を行い、生産性や歩留まりの向上、不良率削減、作業時間の短縮を推進しました。
・殺菌槽の水位レベル表示や高圧洗浄機の給水タンクの水位制御などによる節水
・箱詰め工程セル生産による生産性70%UP
・パスタ箱詰め作業を完全定時化(2ライン化)
・とろろ小袋箱詰め工程のロボットをセル化
・品種切り替え削減/ピタッと充填管理
・サラダの殺菌工程を連続式からバッチ式化
・資材の3定管理
・運搬作業の改善
・出荷からの最適生産計画の見える化によるリードタイム短縮(工場在庫前年比50%)
・JPEC様の革新リーダー講座による7つのムダの排除、タクトタイムの短縮

■間接業務の効率化
業務の見える化と標準化を推進し、紙の50%削減に取り組みました。
・製造課:工程管理システムの導入
・施設係:設備管理システム、廃棄物管理システムの導入
各種システムの導入により、チェック表のIT化をすることで、ペーパーレス化(廃棄物削減)を進めました。

業務改善チーム 中居康代 金澤恵里薫
![キユーピーグループ 社会・環境報告書2010[フルレポート]](/csr/common/images/head.gif)


