OPEN the KEWPIE 2010

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卵の有効活用

卵には、無駄になるところがありません

当社グループは、日本で生産される卵の9%にあたる卵を原料として、マヨネーズをはじめとするさまざまな商品を製造しており、その過程で工場から発生する年間約2万3000トン(約40億個分)の殻も、すべて無駄にすることなく有効活用しています。さらに卵の微量成分に注目したさまざまな研究開発を進めており、卵殻や卵殻膜が持つ成分や性質に着目した高度利用にも積極的に取り組んでいます。

 

卵殻・卵殻膜の有効活用の例

卵殻・卵殻膜の有効活用の例

約10年分の思いが、カタチになりました。

南谷 英児
キユーピータマゴ
大阪営業所

現在、住友ゴム工業株式会社様のスタッドレスタイヤに、当社の卵殻粉が一部使用されています。その効果は、雪道でのグリップと操縦安定性の向上です。

採用にいたるまで約10年。関わっていただいた方々の思いが今、花開いています。

非食品分野に商品を販売する際に困惑したこともありましたが、これも次につながるやりとりでした。これからも卵殻の用途拡大に向けて取り組んでいきます。

卵殻粉の有効活用

エッグウォール

工場で発生する卵殻は様々な用途で活用されており、(株)グリーンテクノ21様が開発し、日本エムテクス(株)様が販売している内装用壁紙「エッグウォール」もその一つです。卵殻を主原料としており、卵殻の多孔質性により、室内の湿度を快適に保つ効果があります。当社五霞工場でも、2009年10月にオープンキッチンの見学者通路の壁紙としてエッグウォールを採用しています。

また、卵殻のカルシウムは胃液で溶解されやすく、体内への消化吸収に優れており、カルシウムの排出を促すリンの含有量も少ない性質を持っています。当社グループでは、カルシウム強化を目的とした「カルホープ」(食品用卵殻粉)を開発し、大きな社会問題となっている児童の骨折率の増加や高齢者の骨粗しょう症対策としての利用開発にも積極的に取り組んでいます。

 

(株)グリーンテクノ21 http://www.green-21.com/

日本エムテクス(株) http://www.ashlight.co.jp/

ぜひエッグウォールのやさしさに触れてみて欲しい。

三石 加代子
キユーピー 五霞工場
オープンキッチン担当

生命のもとである卵を使ったエッグウォールは、体にやさしいイメージがあるのでとても好評です。壁表面には小さく砕いた殻の粒子がわかるため、見学者の皆さんは壁にはりついて見ています。匂いを嗅いだり、中にはほっぺたをくっつける子どももいます。

1m2四方の壁紙には約80個分の卵殻を使用しています。卵殻を有効活用することは、地球と人へのやさしさです。ぜひ、五霞工場の見学にお越しいただき、一人でも多くの人にエッグウォールに触れていただきたいと思います。

お待ちしております。

卵殻膜の高度利用

卵の殻の内側にある卵殻膜は、皮膚に有効な生理活性を持つ一方で、溶解しにくいという性質があり、利用にあたって大きな障害となっていました。その道を開いたのが、1990年に確立された卵殻膜の可溶化技術です。

当社グループが最初に開発した化粧品原料「EMプロテイン」は、皮膚の細胞のⅢ型コラーゲンを増加させる機能を持つことが分かっています。この卵殻膜の持つ生理活性に着目し、肌に直接触れる製品としての応用開発に、他社と共同で取り組んでいます。卵殻膜を平均5マイクロメートルのパウダーにした「EMパウダー」を天然繊維に配合させた新素材を衣類に応用することで、肌触りがよくなるだけでなく、皮膚の弾力性や張りが向上することも確認しています。

 

卵殻膜の主な特性

  • ヒト真皮線維芽細胞(皮膚の細胞)に高い親和性があります。
  • III型コラーゲン量を増加させる効果があります。
  • III型コラーゲンは皮膚の柔軟性やみずみずしさに重要な役割を果たしています。
  • 高い保湿性があります。
  • 金属吸着能があります。
  • アンモニアなどのにおい成分の吸着効果があります。
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