OPEN the KEWPIE 2010

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品質への取り組み

品質保証体制

食品の製造・販売は、「多くの方の命を預かっている」といっても過言ではなく、安全な原料を使用し、衛生的に製造することで、お客様にお届けするまで万全を期さなければなりません。

当社グループでは、社長直轄の品質保証本部を中心に、原料や資材、製造工程の諸問題に対応できる機能の充実を図っています。製造現場を中心にした品質事故防止活動、原料情報の一元化といった"品質を守る仕組みづくり"と、実際に行動していくための、従業員への教育研修を中心とした"品質を守る人づくり"を両輪とし、品質第一の理念と実行力を具現化できる体制をめざしています。

 

品質保証体制

品質を守る仕組みづくり

安全な食品を製造していくためには、製品の品質を保証するための仕組みの整備が必要不可欠です。当社グループでは、1925年にマヨネーズの発売を開始して以来、独自の品質保証の仕組みを構築してきました。その仕組みをさらに強化するために、国際規格であるISO9000シリーズの認証取得を進めています。

また、品質保証本部の専門の担当者が各工場を訪問し、品質保証の状態を確認する品質監査を毎年行っています。担当者とのやり取りを通じて、各事業所における品質改善事例の水平展開も行っており、グループ全体の品質の向上にもつながっています。

 

ISO9001認証取得会社一覧

認証取得会社 取得
事業所数
認証取得会社 取得
事業所数
キユーピー(株) 13 (株)エスワイプロモーション 17
(株)カナエフーズ 10 (株)キユーソー流通システム 117
キユーピー醸造(株) 4 キユーピータマゴ(株) 15
(株)ケイパック 3 光和デリカ(株) 1
コープ食品(株) 3 (株)菜華 3
(株)ディスペンパックジャパン 4 (株)ファミリーシェフ 1
富士山仙水(株) 1 192
2010年5月現在

品質を守る人づくり

具材の計量

どんなシステムやルールも、それを支える人がいてはじめて成り立ちます。「自分の大切な人に安心して食べていただきたい」という気持ちと、そのためのしっかりとした知識を備えた人が製造現場にいてこそ、品質は守られます。

そのため当社グループでは、食品法令や微生物についてなど、さまざまな専門カリキュラムが用意された、ものづくり大学を始めとする「品質カレッジ」が用意されています。製造現場から希望者が数多く参加し、受講後も情報交換を積極的に推進することで、製造現場からのボトムアップによる品質向上につながっています。

そうした、製造現場において自ら品質向上活動を実践し、推進している従業員は「クオリティサポーター」と呼ばれ、品質保証本部と製造現場を結ぶだけでなく、自主的な勉強会などを実施しながら、お客様に喜んでいただける品質をめざして活動しています。

原材料の品質向上

原料メーカー様の訪問

「良い商品は、良い原料からしか生まれない」。それが当社グループの原料についての考え方です。

使用する原料については、製造日などの情報から、原料メーカー様の製造現場における衛生管理まで、さまざまな項目が記載された独自の「原料品質規格書」の提出を受けています。新しい原料を使用する際には、経験を積んだ専門の担当者が必ず原料メーカー様を訪問し、規格書には表れにくい現場の雰囲気や実際の運用状況などを確認しており、その後も定期的に訪問して情報交換を行っています。2009年度は、海外115社、国内111社の製造メーカー様を訪問しました。

また、原料品質規格書の内容を電子ファイル化し、その原料が使われている製品や配合の情報、商品のラベルに表示する内容までを統合的に管理するシステムを構築しています。このシステムにより、万が一製品の原料に問題が発生した場合にも、同じ原料がどの製品に使われているかをすばやく特定し、速やかに対応することができるようになっています。

原料メーカー様と共に製造する気持ちで。

船木 健
キユーピー 品質保証本部

「良い商品は、良い原料からしか生まれない」。それが私たちの原料についての考え方です。

その為には、原料メーカー様にも同じ気持ちを共有していただく事が必須と考えます。また、原料メーカー様との信頼関係の構築が大切です。目の前で、原料メーカー様の作業・環境・生産物を確認しながら、ものづくりの考えを共有し、一緒に製造する気持ちでお互いの発展をめざしています。これは、国内だけでなく、海外原料メーカー様の場合もまったく同じです。

生産システムの高度化

原料情報の照合と記録

当社グループでは、異なる原料や賞味期限の切れた原料を誤って使用してしまうといったことがないように、自社開発のFA(ファクトリー・オートメーション)システムを構築しています。

このシステムは、原料の入荷や計量、調理などの各工程において、その都度原料の種類や使用量、賞味期限などについて照合と記録を行うことで、問題の発生を未然に防ぐものです。万が一トラブルが発生した際には記録された情報から迅速に原因を特定できるようになっており、製造時の記録と原料・資材や出荷の情報を組み合わせることで、各工程における製品の履歴情報をたどることができるトレーサビリティの実現にもつながっています。

このFAシステムは、稼働以来トラブルがゼロという実績を評価され、医療分野でも点滴ミスなどのトラブルを未然に防止するシステムとして応用されています。

 

トレーサビリティ http://www.kewpie.co.jp/know/trace/index.html

衛生チェックのための入室管理システムを導入

当社では、製造工場における全従業員の衛生管理を徹底するため、2009年度にパソコンによる管理システムを全9工場に導入しました。

新しい入室管理システムでは、新型インフルエンザ対策の一環として取り入れた体表面温度測定システムにより、出勤した全従業員の身体状況を適切に管理できます。新システムの導入は、従業員と管理者、双方の安心感につながっています。

喜んでいただけたことが、何よりもうれしい

永田 綾
キユーピー 生産技術部

「紙での衛生チェックを、リアルタイムに把握できないか」というファミリーシェフの方の声をもとに開発しました。

現在では、工場の方と一緒に作り上げたシステムが従業員の健康管理を徹底し、品質を守ることにつながっています。

毎日安心して作業できると皆さんに喜んでいただけて、私もうれしいです。

保管と配送における取り組み

キユーソー流通システム5つのこだわり

食品の品質を維持するためには温度管理が重要であり、それは輸送においても同様です。

グループの物流の多くを担うキユーソー流通システムでは、「品温、日付、品番・品名、時間、数量」の5つのこだわりをかかげ、食品の特性にあわせた4つの温度帯で商品の保管・配送を行っています。多品種化、少量化により一度に輸送する商品が多岐に渡る中で、まちがいのない輸送をめざし、ISO9001に基づく品質管理や独自の物流システムの構築を進めています。

また、専用のタンクローリーでマヨネーズに使われる植物油を輸送するエスワイプロモーションでは、全部署を横断的にサポートする「こころセンター」を中心に、品質管理と安全輸送の向上や環境に配慮したエコドライブの推進をメインテーマとして、従業員教育や顧客満足度調査を行っています。

食品の輸送は当社グループの事業の一つであり、グループ共通の品質理念のもとで、製造から配送まで一貫した取り組みを進めています。

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